プロダクトデザインのオフィス。在来木造の可能性。
名古屋の郊外に建つプロダクトデザインのオフィスです。 デザインを行うメインのオフィス空間の他に、モックアップ作成のための工房、外部との打ち合わせを行うスペース、さらにスタッフ同士のコミュニケーションを図る空間や仕事の合間にくつろいで休憩できるスペースなどを充実させることが望まれました。 オフィスで過ごす時間が長いスタッフのために、遊びの空間を外部空間をふんだんに取り入れ、内部と外部が交互に現れるような作りになっています。 機能から割り出されたボリュームとそれを覆う架構の間に生じる「隙間」をテーマにしています。
同時になわけんジムとの協働により在来木造架構の可能性にチャレンジしたプロジェクトでもあります。特殊な工法を用いず、建築の幾何学的な構成をうまく使う事で、大スパンかつ立体的な架構を在来で実現しています。
The office for a product design firm.
Various kinds of space for communication were required as well as the normal working space like a computer drawing room, molding workshop and meeting room.
Architectural volumes which crossing over each other introduce voids and gaps, and unexpected outer space into the office space, and those accidental mixture of spaces turn into spots for vivid communication.
作品名:BLUES DESIGN OFFICE
構造設計:名和研二 なわけんジム
主要用途:オフィス
設計期間:2013.4~2014.2
工事期間:2014.3~2014.12
竣工年:2014.12
所在地:愛知県
構造:木造
規模:地上2階/約210㎡
施工:(株)渡邊工務店
写真撮影:坂下智広
project name: Office for BLUES DESIGN
type: Office
completion: 2014
location: Aichi pref. Japan
structure: wood
floor area: 210m2
contractor: Watanabe cooporation
photo credit: Tomohiro Sakashita