島原旧堀部邸再生プロポーザル案
江戸末期に建てられた島原豪商の町屋を滞在施設へと再生するプロポーザル案。
自然環境配慮型のワーク&ステイとまちの機能拡充を目指す提案です。
歴史的建造物を実際に使われる施設として再生するにあたり、歴史的価値はできるだけ残しつつ民芸調の改修とは一線を画するために、抽象化というプロセスを経ることが鍵になると考えました。
広い外構空間に島原の豊富な湧水を利用して水庭を張ることで、歴史的意匠を抽象化しうるキャンバスとしての環境をつくり、それが同時に空間体験として非日常感をもたらすという二重の役割を担っています。