文教地区かつ小商い的な賑わいのある名古屋の市街地に立つ住宅です。
駒場町の家
名古屋の市街地に建つ住宅です。
建物と建物の間、「街の抜け」にうまくつながるため、道路に面して配置した一階に対し、二階は斜めにしました。
東・南・西の三方を建物に囲まれた敷地ですが、この斜め配置によって道路からの視線をかわし、南からの光を取り入れ、南北に風の通り道を作っています。
内部はスキップフロアを用いて、どこにいても空間の広がりを感じられるようにしました。また、十分な庭の取れない都市住宅なので、ガレージを採光屋根で明るい庭のような場所にしています。
様々な素材や意匠を拾い集め、微細な地勢を読み取って、この街と連続しつつ固有な場所を作る試み。素材、細部さまざまなこだわりの詰まった家です。
プロジェクト名:駒場町の家
主要用途:住宅
構造設計:永井拓生
設計期間:2018.6〜2019.3
工事期間:2019.3〜2020.1
竣工年:2020.1月
所在地:愛知県
構造:木造
規模:地上2階/約100㎡
施工:誠和建設
写真撮影:トロロスタジオ 谷川ヒロシ